ラーメン屋さんで単身世帯増加に伴うビジネスチャンスを考える

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ニューヨークからの羽田便を使った場合、荷物を取って到着ロビーに出るのは10時半ごろになる。泊まるホテルのオプションは、タクシーを使わないであれば、京急利用で蒲田か品川になる。飛行時間帯の関係から、飛行機の中で睡眠を取れているので、到着後は原則眠らずに過ごす。

今回は、蒲田に宿泊し、真夜中、川崎まで国道15号線を通って遠足に出かけた。そこで、入ったのが、「天然とんこつラーメン 一蘭 川崎店」。

このラーメン屋さん、カウンター席が、なんと1人分毎に仕切られた個室のようになっていて、店員の顔をみることもない。注文は写真の簾の向こうから出てくる。ものすごく落ち着く空間だなと思った(味もすごく良い!)が、同時に、おひとり様時代の究極の個人サービスはこのような形なのだろうかと思った。

日本の人口は減少の一途をたどっているが、一方、世帯数は増加し、その増加は東京において顕著である。若者の都心への集中化と、晩婚化や高齢化による単身世帯の増加がその原因である。人口減によるマーケット縮小の中で、このひとり世帯の増加は、日本国内サービス業においてほとんど唯一のビジネスチャンスであるともいえる。

いずれにしても、世界に例を見ない人口減・高齢化社会の到来。危機をチャンスとしてとらえようとする日本人のチャレンジはこれから本格化するのだろうが、同時に、それが、単身世帯の増加と都心への集中化に拍車をかけることは容易に想像できる。日本は一体どこに向かおうとしているのだろうか?

ブログの応援お願いできますか?クリックをするとブログランクアップに繋がります。


日本・米国弁理士/折り紙プロデューサ 矢口太郎

  

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする