技術そのものではなく、技術のニーズにまず目を向ける

日本の技術を対象とした知財育成ファンドの投資家がプライベートセクター(民間)である場合には、その投資家は、投資対象の技術そのものに興味を有し、かつファンドの出口戦略に興味があるはずです。
「投資対象の技術に興味を有する場合」とは、特定の個別技術に興味を有する場合もあるでしょうし、漠然と「日本のIT技術」に興味を有する場合もあるでしょう。
「ファンドの出口戦略に興味がある場合」とは、例えばファンドがどこかの民間企業に売却されていく場合には、そのような民間企業が興味を示す技術であるかということに興味があるということでしょう。
いずれにしても、投資家としては、自分自身の興味およびファンド売却先の民間企業の興味に関心があるわけです。
したがって、投資対象となるべき技術は、民間企業が興味を持ち、かつ投資家が興味を持つものであるべきです。
上記のような事情に鑑み、我々技術ブローカーは、技術から出発するのではなく、投資家および売却先の民間企業のニーズから出発しなければなりません。

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