日本特許庁を訪問していつも感じること

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昨日の午後は特許庁本庁舎を訪問し、出願人代理人として審査官との面接を2連続でこなしました。両方とも、非常にうまく行き、クライアントも満足すると思います。今週は金曜日にも面接が2件あるので、再度訪問することになります。

私は日本とアメリカの資格を持っており、日本とアメリカで特許事務所を経営しています。それで、東京にいるときには、日本弁理士として日本特許庁や裁判所を訪問し、審査官面接、口頭審理出廷等を行い、アメリカではアメリカ弁理士として同じようなことをしているわけです。

しかし、日本の特許庁に来ていつも思うのは、暗い、閑散としている、活気がない、ということです。建物だけでなく、なんとなく中を行き来している人にも活気がありません。職員だけではなく、弁理士や発明者その他の一般人の方も、雰囲気に影響されてか、暗い感じです。

面接と面接の間の時間を地階の休憩コーナーで過ごしましたが、ここは昔は喫茶店が入っており、ソフトドリンクや軽食を頼んで時間をつぶした記憶があるのですが、喫茶店は撤退したらしく、フリースペースとなっています。そこは一段暗くなっており、携帯電話をいじっている人が数人。。。

とにかく、全体的に暗い、雰囲気が沈んでます。

建物自体を立て直すという話も聞いたことがありますが、これは建物を立て直せばよいという問題ではないような気がします。この雰囲気が日本を取り巻く知財環境の状況を表しているのだとしたら、ゆゆしきことだと思います。

とにかく、知財立国を標榜する日本の、その表玄関である特許庁がこんなので良いのか?本当にそう思う次第です。

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