皆さん、こんにちは、
だいぶ暑くなってきましたね。
前回、国際弁理士とは何かとか、なり方について書きました
今回は、国際弁理士としての仕事についてお話ししたいと思います。
あくまで私の場合ですが、、、、
この記事の目次
国内顧客と外国顧客の割合は、1:1
私の場合、日本人と外国人の顧客の割合は、私自身の仕事量でいうと、大体1:1ぐらいですが、事務所全体でみると、3:7ぐらいです。
ただし、全ての仕事が、国際案件であり、単純な国内案件というのはありません。
得意にしているのは国際ライセンスや国際紛争解決の交渉
出願業務以外で特に得意としているのは、国際的なライセンス交渉や紛争解決交渉です。
優秀かどうかわかりませんが、少なくとも経験だけは豊富です。
ライセンス業務の内容としては、日本顧客を代理したアメリカ向け業務としては、技術移転、すなわち発明の商業化・商品化というビジネス的な業務が多いのに対して、
アメリカの顧客を代理した日本向け業務は、紛争解決事件(警告書のやり取りをはじめとして、裁判や仲裁事件を含む)が多くなっています。
業務に当たって重要なのはバイカルチャラルなコミニュケーション力
日本人と米国人の間の交渉仲介に当たっては、もちろん語学力も重要ですが、それよりも、バイカルチャラルなコミニケーション力が問われます。
したがって、日本に居てアメリカの顧客と通信するよりも、アメリカまで来て直接電話などで通信する方が効果的なのです。
アメリカで顧客と打ち合わせし、日本に行って相手方と直接交渉したり審判や裁判で代理人として主張をするというわけです。
もちろん、特許や商標の出願業務もガンガンやってます。
顧客には、日本や外国の弁理士/弁護士が多い
日本顧客に対しては、ほとんどの場合、同じ案件を日本と米国の両国で代理しますが、最近では、同業者というか、弁理士さんからの依頼が多くなっており、その場合、
彼らの顧客の米国代理人若しくは日本代理人として案件を担当します。
日本語と英語で通信できるので、重宝がられています。
今回はこれぐらいにしたいと思います。