アメリカで一番人気の移住地は?
PODSという引越・倉庫会社が、2024年に最も多くの人が移住した都市のランキングを発表しました。
それによれば、1番人気は、サウスカロライナ州のマートルビーチとノースカロライナ州のウィルミントンだったそうです。この2つの町はすぐ近くにあり、1つの地域を形成してます。
サウスカロライナ州のマートルビーチとノースカロライナ州のウィルミントンは、どちらも魅力的な沿岸都市であり、それぞれ独自の特色を持っています。以下にそれぞれの地域の特徴を説明します。
マートルビーチ(サウスカロライナ州)の特徴
- マートルビーチは観光地として有名で、毎年数百万人の観光客が訪れます。特に、長い砂浜と数多くのリゾートホテルが魅力です。
- 「ゴルフの都」としても知られ、数百のゴルフコースがあり、ゴルフ愛好者にとって理想的な場所です。
- 数多くのレストラン、ショッピングセンター、ライブショー、テーマパークがあります。特にBroadway at the Beachは人気のエンターテイメントスポットです。
- 大西洋に面した美しいビーチと、ワカマウ川の自然景観が楽しめます。また、マートルビーチ州立公園もあり、自然を楽しむことができます。
- 海岸カロライナ大学(Coastal Carolina University)があり、教育機関も充実しています。地域社会も活気にあふれています。
- 温暖な気候で、夏は暑く湿度が高い一方、冬は比較的温暖で過ごしやすいです。
ウィルミントン(ノースカロライナ州)の特徴
- ウィルミントンは歴史的な街並みが保存されており、特にRiverwalk(川沿いの遊歩道)は観光名所となっています。植民地時代の建物や博物館が多く、歴史的な背景が豊かです。
- 映画やテレビドラマのロケ地としても有名で、多くの作品がここで撮影されています。Screen Gems Studiosはこの地域の映画産業の中心です。
- ケープフェア川沿いに位置し、ライトハウス、ボート遊び、釣りなど、自然を楽しむ活動が豊富です。ライトハウスビーチやカロライナビーチなどのビーチも人気です。
- ウィルミントンは芸術と文化が豊かな地域であり、Thalian Hall Center for the Performing Artsなどの劇場やギャラリーが多くあります。
- ノースカロライナ大学ウィルミントン校(UNCW)があり、研究機関としても知られています。海洋研究などの分野で特に評価されています。
- 温暖な気候で、夏は暑く湿度が高いですが、冬は温暖で過ごしやすいです。年間を通じて比較的雨が多い地域です。
アメリカは広い
これら2つの地域多分日本人からすると、「どこ?」って感じだと思いますが、アメリカの地図を見てもらうと分かるように、アメリカは略平らなので、住めるところが広いのです。東海岸や西海岸の海岸線も、何千キロも続きます。そのたくさん住める中からアメリカ人の一番人気がこれらの地域だったということです。
その特徴は、「生活費の低さ、自然へのアクセス、生活の質の高さ」です。
これらを満たす人気の移住地は、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、テネシー州、ジョージア州、アラバマ州などを含む南部アパラチア地域だそうです。
本当にアメリカは広いです。
日本人に人気の町はどうか?
一方、2024年に、最も人口の流出が多かったのは、上記とは反対に日本人の人気の町、ロスやサンフランシスコ、ニューヨーク等です。これらの都市の特徴は、上記した人気地の真逆です。すなわち、「生活費の高さ、自然へのアクセスなし、生活の質の低さ」です。
どうでしょう、皆さんも日本人に人気の町ばかりに行ってないで、一度これらアメリカ人に人気の街に行ってみては?
それでは!