昨日はニューヨークであるベンチャー企業と彼らの日本案件について打ち合わせしたが、2つの法律事務所から米国弁護士も参加し、4時間に及ぶ濃密なディス
カッションだった。参加者が全員PhD、そのうち2人はMD。こちらの人々の積極的な特許戦略には学ばされることが多い。
ニューヨークでは過去10年で大きな特許事務所が次々に分裂し、多くのジェネラルプラクティス法律事務所に弁理士が分散するという再編が起こってきた。現在、ニューヨークで取り扱われる特許案件は90%
以上が訴訟案件だというが、そのためか、代理人としては、特許取得のための活動であっても常に訴訟を念頭に置かなければ、クライアントから信頼を得ることはできない状況になっていると思う。