「ムーンショット」やる前に日本政府は他にやることあるのでは?という話

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大手家電量販店のBest Buyに並ぶ最先端の洗濯機。中国製、韓国製はあるが、日本製はない。アメリカで洗濯機使ったことある日本人であれば、日本製が難しい理由は何となく分かるのではないでしょうか。

先月、テレビのニュースで、日本政府が主導する「ムーンショット型研究開発事業」の国際シンポジウムが東京で開かれたことを知りました。この事業は、日本主導で世界の知をあつめ、「ムーンショット」を達成しようと、今後5年間で1000億円もの資金を投入するというものです。

「ムーンショット型研究開発事業」は、我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進する新たな事業です。

ムーンショットの意味するところは、困難だが実現すれば大きなインパクトが期待される社会課題等を対象として、研究開発を行う実施するというものです。

どんな開発をしようとしているのかについては、第4回ムーンショット型研究開発制度に係るビジョナリー会議で配布された資料1「ムーンショット型研究開発制度が目指す未来像及びその実現に向けた野心的な目標について」を見ればわかります。たとえば、「⑱2050年までにノーベル賞級の発見を自律的に行うAI&ロボットシステムの開発」とか。。。これって要するにAIが発見とか発明とかして、ノーベル賞とるって話しですよね。

こういう事業を見ると、一から何かを開発しててっぺんを目指すのではなく、日本が既に買っている分野とかをのばして、言い換えると日本の得意なことで世界に貢献する方向にお金を出した方がいいのではないかといつも思います。

ベストバイの家電コーナに日本製品がない状況とかをみると、日本製品だったら全然アメリカで戦えるのに、といつも思うし、その技術を使えば社会課題の解決にリーダシップを取れると思ってしまう。なにか新しいプロジェクトとして誰もが達成してない分野に挑戦することで、勝てるはずなのに勝ててない分野から国民の目をそらそうとしているように思えるのですが。

関係者の人やこれでお金貰っている人がいたらすいません。

以上

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