神保町の絵本専門店の状況に共感しました。ニューヨークの折り紙スタジオの決断と比較して。

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NHKオンデマンドで、NHKスペシャル 「コロナ危機 女性にいま何が」を見ました。
その中で、神保町にある女性だけで運営する絵本専門店「ブックハウス」が取り上げられていました。

売上が前年度50%以上減となるなか、お店の存続に苦しむ経営者の姿が、自分と重なってすごく共感しました。

絵本専門店と折り紙専門店という、子供メインのところも。。。また、絵本が好きという思いを実現する形で始めたんだろうなというところも。。。

番組の中で、税理士に相談する場面があります。

他の形態を検討することを勧めています。 

「リアル店舗を方向転換して、オンラインとか新しいフィールドで売り上げを挙げるような施策を一緒に考えていただいて」とアドバイスされています。

この税理士先生のおっしゃることはもっともです。しかし、経営者としては決断が難しいですよね。

うちの折り紙スタジオとこの絵本屋専門店が違うのは、3月にNY市の強制指令により店を閉じたあとオンラインの販売が爆発的に増加したことです。

それでも、Taro’s Origami Studioは、10年間維持した店舗を、3月に閉じたまま一度もオープンできることなく8月末に契約満了に伴い退去する決断をしました(泣)。

絵本のブックハウスは4年目に入ったということですが、うちも10年なので、つらかったです。

しかし、うちは、スタッフの雇用維持を最優先に考えて、お店の方を捨てる決断をしました。

結局今から考えるとその決断は正しかったと思いますし、スタッフを含め支援者の方々もそのようにおっしゃってくださいます。

12月現在、コロナはアメリカでは収まるどころか、1日の感染者数が20万人を超える事態になってきています。責任のない方は、来年の春までは難しいだろうという方が多いですが、私は経営者として、もう元には戻らないと考えています。

結局、毎年掻き入れ時だった年末のホリデーシーズンのイベント関係の仕事はなくなりましたが、それでも、お店を閉めたこととオンライン販売が功を奏して、9月以降は黒字を保ち、スタッフの雇用も維持できています。

スタッフさえ残っていれば、なんとかなるということも証明されました。

物販はコロナ前は毎月5000ドル程度だったのが、コロナ後はオンラインのみで2万ドルを超えています。

また、コロナ前には全くなかった折り紙のオンラインイベントの問い合わせが毎日のように入ってきます。

経営者として一番重要なのは、変わること、決断すること、だと思います。

皆さん頑張っていきましょう!

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