米国レクサスは、2018年3月3日、Lexusディーラーでの人々の好感度を強調するマーケティングキャンペーン用ビデオ作品「レクサス・レターズ」のを公開しました。そのプロモーションビデオ中に登場するのが巨大折紙アートインスタレーション、題して「手紙」です。この「手紙」は、レクサスのディーラーシップに送られた2000人の顧客の感謝レターを折って作られた折紙多面体から作られたものです。
このアートインスタレーションは、ペーパーアーティスト、マイケル・マーフィー氏がそのデザインを手がけたもので、2018型Lexus LSセダンの横断面から見たときのプロファイル形状を2000個の折紙多面体を天井から吊り下げて表現し、かつ、見る方向を変えるとプロファイル形状が変わり、Lexusの「L」ロゴが表示されるというものです。折紙インストールメントのサイズは、2.5×5メートルという巨大なものとなっています。
このレクサスの顧客満足キャンペーン用のプロモーションビデオ「手紙」は、HuluやPandoraなどのデジタルプラットフォームで放映される番組中に広告として掲載されます。
また、レクサスは、各手紙を折りたたみ、折り紙球体を吊るすことに費やした約200時間の作業をまとめたビハインドザシーンビデオも作製しています。
なお、このアートインスタレーション「手紙」は、持ち運びできるように設計されているので、企業やディーラーのイベントに出現する可能性があります。楽しみですね。
なお、蛇足ですが、この2000個の折紙の実際の作製はタローズ折紙スタジオでやりました。スタッフは何週間もかけてアーティストと協議を行い、どのような形の折紙多面体を使うべきかということを含めて議論に参加し、最終的にこの仕事を成し遂げたのです。