AIチャット時代の観光ビジネスとは

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検索エンジンー広告モデルがピンチに

最近、グーグルをはじめとする検索エンジンー広告モデルがピンチだという。
なぜなら、これからは、ユーザがキーワードを入れて検索するよりも、チャット形式でAIに聞きたいことを入力し、AIが過去のデータや独自の検索をして、チャット形式で回答を返すようなサービスが主流になるから。
私は、BingのAIチャットを使用しているが、確かに、広告は表示されない。Bingの場合、引用先へのリンクが表示されるため、ユーザがそのリンク先に広告が表示されるのみである。

広告なしに集客するにはどうするか?

このような場合、これまでグーグルに広告を出稿していた広告主、特に集客したい観光ビジネスはどのような対策をとるべきか。
すなわち、いままでは、ユーザが検索しそうな検索ワードを広告にセットし、検索上位表示されるようにしていたけど、これからは、AIがそういった「ヤラセ」を排除し、正確な情報だけが抽出されるようになる。何かを調べようとするユーザにとってはいいけど、ビジネスをする立場からすると大幅な戦略転換となり悩むところ。

これからは、正確・良質な情報を信頼性の高いサイトでどんどん発信するべき

これからは、広告に頼らず、自社のサイトや信頼性の高いサイトに正確な情報をたくさん掲載していくような戦略になるのではないか。そういう意味では、過去に長くサイト運営をしてきた企業がより有利。
では新規ビジネスはどうすればよいか。自社のサイトだけではビジビリティが低いので、やはり、クチコミを増やすか、どこか信頼性の高いメディアに取材(有料取材はだめ)してもらうのが一番かもしれない。
まあ、AI検索が主流になるのにはまだ少しの余裕がありそうなので、その間にできる限りの対策を打つことが重要だと思う。
下のスクショは、Bing AIに浅草での家族体験のおすすめを聞いたもの。どのような質問をした場合にうちが案内される/されないかを検証することがこれからは必要になるのでしょう。

Bingで、浅草での家族向け体験を探す

Bingで、「I am looking for family craft experiences in Asakusa」と入力し、浅草での家族向け体験を探した結果が以下です。明らかに、うちのスタジオのことですね。これから分かることは、少なくとも「viator.com」は信頼性の高いサイトとして認定されていて、ここに情報が掲載されていることは良いということです。

Bingの場合は、情報の引用元がリンクで表示されるので、クリックするとやはりうちのサービスが表示されました。

このようにAIによる検索結果に応じて宣伝戦略を作っていくことが益々求められていくと思います。

それでは今回はこの辺で!

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