新幹線「のぞみ」に外国人がいないワケ。おもてなしの国ジャパン、優遇という名の外国人と高齢者の逆差別

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皆さんこんにちは!

今回は、国内旅行のことについてシェアさせてください。

みどりの窓口で困っている高齢者カップル、なぜ?

ずっと前のことですが、新神戸駅のみどりの窓口で新幹線の指定席を取ろうと並んでいると、窓口で困っている高齢者夫婦がいました。聞き耳を立ててみると、ジパング倶楽部の鹿児島方面への指定席が取れなくて困っている様子。


見てみると、確かに「さくら」はすべて売り切れです。

え、のぞみで博多まで行って乗り換えれば良いって?

違うんです。

「ひかり」と「こだま」、「さくら」だけ混んでる理由

日本在住の日本の方は、それも、専ら「のぞみ」にしか乗らない、東京、大阪、名古屋のような大都市に住んでいる方は全く意識したことないと思いますが、新幹線の指定席は「ひかり」と「こだま」、「さくら」だけ異常に混んでます。

(下の写真は、以前東京駅のみどりの窓口でとった写真:ひかりとこだまの指定席が✖とか△になっている)

何故だかわかりますか?

それは、外国人向けのジャパンレールパスと、お年寄り(65歳以上)むけのジパング倶楽部の会員はのぞみに乗れないからです。

一度、ひかりやさくらに乗ってみてください、外国人と高齢者が多いのに気づくと思います。

JRでは2003年に東海道新幹線のダイヤを「のぞみ」中心のものに改正しました。それから、「ひかり」の本数は徐々に減らされ、今や東京発で1時間に2本程度です(のぞみは7~12本)。私見ですが、ひかりを残
しているのは、外国人とジパング倶楽部のためではないでしょうか?

どこかで読んだことですが、あるときパング倶楽部の人が文句を言ったら、時間のある方はゆっくり旅してくださいと言われたそうです。

外国人も旅行なんだからゆっくり行ってねということでしょう。

しかし、時間はゆったりしてても、席がキツキツでは、ゆったり旅行にはならないような気がします。

実は外国人と高齢者差別?

本当のところは、ペースが違う外人や老人はじゃまだから「のぞみ」に乗らないで欲しいということなんだと思います。

こんなこと書くと日本人に嫌われると思いますが、、、、はっきり言ってセコイ!

なお、ジパング倶楽部の会員数は現在約200万人、年々増えているそうです。高齢者が増えているので当たり前ですが、、、

外国人観光客数の方は、ご存知のように、これからもどんどん増えて3000万人を大きく超えてくるでしょう。

日本人と外国人との間で差を付けるのはナンセンス

いやいや、優遇切符に制限はつきものだし、制限されるのが嫌なら日本人と同じように高い料金を支払え!と言うのが日本人の意見だと思います。これは正論です。

しかし、日本は他の物価はそれほどではないのですが、交通費は異常に高い!高いが故に、交通費の安い外国に住む観光客に旅行しやすくするために割引制度があるわけです。したがって、そもそも日本人と外国人の平等を
論じること自体ナンセンスだと思うわけです。普通にお金を払えというと交通費だけで半端じゃないコストがかかり、東京等からでなくなるでしょう。

JRパスには、政策的な意味もあり、外国人に日本の色々なところを見てもらいたいということがあります。また、これによりより多くのお金を使ってもらえるという期待があるわけです。

なので、繰り返しになりますが、そもそも日本人と外国人の平等を論じること自体ナンセンスだと思うのです。

日本人の気持ちの問題

日本は平等の国、外国人だけを対象にお得な割り引きをすることに非常に大きな抵抗があります。そこで、割り引く代わりに、ものすごく使いづらくすることで、日本人の反感を抑えているのが実情でしょう。高齢者の方に対しても同じだと思います。

なお、欧州で売られている外国人向け周遊パスであるユーレイルパスにはこんなセコイ制限はありません。また、乗れない電車も追加料金を払えば乗せてくれます。

はっきりいって、これは外国人ではなく、日本人の「こころ」の問題だと思います。中途半端な制限はやめて、外国人と高齢者を本気で気持ちよくおもてなしする国になってほしいと願うばかりです。

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