今、世界知的所有権機関(WIPO)で行われる会議に出席するため、スイスのジュネーブに来ています。
世界一物価が高いと言われるスイスでパンと水を買う
世界一物価が高いと言われるスイス。
ですが、今回は一人なので気楽。スーパーで美味しいパンを買いました。これで、4.4スイスフラン。
前回2019年に折り紙の仕事でチューリッヒに来たとき、スイスの物価が高かったので、まさにパンとハムだけで過ごしたことを思い出しました。
そこで、今のレートでドル換算してみたところ、4.4スイスフランは4.8ドルになりました。しかし、前回と違い、意外に悪くないと感じました。今回は、物価が高いと感じなかったのです。前回来た時はすごく物価が高いと感じたのになぜなのでしょう。
スイスの物価が高く感じない理由はアメリカの異常な物価高
実際のスイスフランードルレートを調べてみると、2019年に1スイスフラン=0.98ドルだったのが、今は1.10ドルで、10%のドル安。意外にもドルの方が弱くなっていることが分かります。
この場合、前回よりもさらにスイスの物価が高く感じるはずです。
しかし、今回、この値段が悪くないと感じるのは、アメリカの異常な物価高のせいなのだと気づきました。これと同じものを今アメリカで買ったらアメリカでは15ドルはいくでしょうから。
スイスフランー円レートはどうか
一方、円のほうは、どうでしょう。
調べてみると、2019年に1スイスフラン=110円だったのが、今は165円で、50%の円安になってます。上のグラフを見るとその異常さが分かります。さらに、日本は物価上昇が、ほとんどなし(外国と比較して)。この円安と物価安が相まってより日本が安く感じます。
今や日本から外国に行くとこの調子なので、日本が一番いいってなってしまいますね。
いかがでしょう?
それでは今回はこの辺で。