日本人の知らない日本文化? ニューヨークの折り紙はすごい! 

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皆さん、お元気ですか?

ニューヨークの国連本部で行われた核禁止条約会議の日本の席に折り鶴が置かれていたというニュースがありました。

このように、折り鶴は日本の心の象徴なんですが、同じニューヨークで、毎年、世界最大の折り紙愛好家の集会、Origami USA ナショナルコンベンションが開催されているのをご存知ですか?

この記事は、2017年のコンベンションの1日目の状況をシェアするものです。

3日間に亘り、様々な折り紙クラスが提供されます

参加者は、サンプルを見て、どのクラスをとるかを決めることができます。

人気のあるクラスはすぐに満杯になってしまうので、競争になります。

有名な折り紙アーティストのクラスを受けることができる

私も、有名折紙作家のMichael LaFosse 氏のクラスをとってみました。

クラスの後、色々と意見交換をさせていただきました。

彼は私のスタジオのことは良く知っていると仰り、折紙文化を広げていることについてお礼を言われました。

彼は多くの本を出版されており、コースブックとしてスタジオで良く使わせていただいてます。お会いできて光栄でした。

本当は、私たち日本人こそ彼らにお礼を言うべきなんですけどね。

折り紙は日本の象徴とも言われ、日本食レストランを含め日本関係の施設に行くと必ずどこかに折り紙が置いてあるほどのものなん
ですが、実は、世界一の折り紙集会は日本ではなく、アメリカで持たれているんです
(最近、会場が郊外になったことで参加者数が減っているようですが。。。)。

日本からも参加者はありますが、数名、という感じです。

わたしは、色々な折り紙関係者から折り紙スタジオを開いていることについて感謝の意を伝えられるのですが、全て日本人以外の方々からで、日本人からは感謝されたことはありません。

しかし、実際、感謝すべきなのは、私たち日本人の方なんだと思います。

折り紙に見られる日本と海外のギャップにヒントがある。

日本文化を使った日本人による海外起業のカギはこのような海外からのニーズに対する日本人の認識ギャップにあると思います。

有名折り紙アーティストに日本人じゃない人が多いとは言っても、総合的には日本人にかなり優位性があるアートには違いありません。

つまり、日本文化において日本人が優位性を持っているのは当然のことなのですが、世界でのニーズをうまく掴めていないため、結局、日本文化における日本人の存在
感が薄くなっているのです。

しかし、これを逆に見ると、世界でのニーズをちゃんと掴めば、日本文化に関連するビジネスには日本人に優位性がある=成功しやすいということになります。

ただ、そのニーズを正確に自分自身で掴むには、日本に居てはダメで、それも、ある程度、例えば3年以上は海外に居ないとだめだと思っています。

あるいは、海外に居る方の協力を得ることが不可欠になります。

どうでしょうか?何か見えてきましたか?

それでは、今回はこの辺で!

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