皆さんこんにちは!
先日ニューヨーク・JRK空港でこんな
ものを見つけました。
そう、これは、花束の自動販売機。
友人や家族を出迎えに来た人たちをターゲッ
トに、ニーズありとしてして設置されている
わけです。
今回は、この花の自動販売機を例に、オポチ
ュニティーコストとサンクコストについて
考えてみたいと思います。
この記事の目次
あなたは、自動販売機で花束を買いますか?
自販機の前に立ったあなたは、こう思うはず
です。
「出迎えた人に花束を渡せば喜ぶだろうな~」
それで、値段を見ると
「10ドル」
「もし相手が喜んでくれるなら、10ドルは安い
けど、、、、」
「さっき、そこの売店でドーナツとコーヒを買
って10ドル使ったし、やっぱりを花束は買うの
止めよう。」
ということで、ドーナツとコーヒを食しなが
ら、待ち人が出てくるのを待つわけです。
そして、やっと出てきた待ち人(彼女)が、
一言、
「出迎えるのに花束ぐらいないの?」
オポチュニティーコストとサンクコスト
ここで、オポチュニティーコスト(機会コス
ト)とは、花束を買わなかったことにより逃
した得べかりし利益(=未必の損失)です。
彼女の喜びを金銭的価値に変えるといくらにな
るか分かりませんが、、、それが損失コストと
なるわけです。
一方、実際にドーナツに使ったお金は、
サンクコスト(埋没費用)ということになり
ます。
多くの人はオポチュニティーコストに目がい
かず、サンクコストにばかり目が行きます。
それで、オポチュニティーコストを支払う羽目
(実際には払ってませんが)ことになるわけ
です。
そして、多くの場合、オポチュニティーコスト
は高くつくことが多いのです。
ビジネスでは、どうするべきか?
これがビジネスではどうでしょうか?
ビジネスの場合、サンクコストとは、これ
まで投資したお金です。
ビジネスでサンクコストに目を奪われると
本当に良い機会があったとしても、それを
逃すことになるのです。
過去に投資した費用は単なる授業料だと割
り切って、スパッとやめて、新しい機会に
挑戦した方が良いというのが、ビジネスの
教えです。
例えば、既に3000万円を投資したけど、
うまくいかないビジネスがあり、それが気
になってチャンスのありそうな分野に進出
できないような場合、過去につぎこんだお
金のことは諦めて、そのビジネスを締める
という選択が正しいのです。
投資したお金を諦めても何も残らないというわけではない
お金を諦めたとしても、過去の経験や努力
まで無駄になるわけではありません。
その失敗の経験や努力は、新しいビジネスに
役立つものであり、むしろ、一時的なビジネ
スの成功よりも意味のあるものであったりし
ます。
その経験が故に次のビジネスで本当の成功を
得ることができるのだと信じて、前向きに進
むことが重要です。
アイデアを元にしたビジネスの場合、多くの戦略を試すべき
発明等のアイデアを元にしたビジネスの場合、
多くの戦略を試すべきです。
新しいが故に、試した戦略のうち失敗する数
の方が多いと思われるからです。
ただし、大きな失敗を繰り返すわけにはい
きません。
したがって、ネットで試せる戦略のように、
サンクコストの低い戦略を多く試すべきです。
私はいつも、大きな戦略として3つの異なる
もの、そして、各戦略の中で細かい戦略を数
多く試すべきと思っています。
そして、戦略の方向性は「ニッチ」である
こと、そして、成功するまで試し続けること
が重要だと思います。
それでは、今回はこの辺で!