毎月のようにアメリカン航空で日米を往復していますが、今回初めて787型機のビジネスクラスを試す機会に恵まれました。
787はシカゴ線のみに投入され、それ以外の日本行は古い777のままです。787に乗りたい人はシカゴ経由にしなければならないので注意です。
787では、ファーストクラスが廃止されビジネスクラスのみとなっています。また、機体サイズの関係からビジネスクラスの席数も777よりも6席ほど少なくなっています。ファーストクラスがないことと合わせて、合計18席帆とプレミアムクラスが減ったということになります。シカゴ便は一日1便ですから、ビジネスクラス24席というのは微妙です。特に、私のようにアップグレードでビジネスクラスに搭乗する客にとっては、アップグレードされないリスクが高くなるので恐怖です。したがって、今回は行きのみシカゴ経由とし、帰りはダラス経由としました。結果として行きも帰りもアップグレードされましたので良かったです。
さて、787のビジネスクラスですが、これは、もう777のファーストクラスに匹敵すると言っても良いのではないでしょうか。日本行きの他社と比較した場合、一応、私はユナイテッド、デルタ、ANA、JALに搭乗経験がありますが、間違いなく一番良いと思います。
席の配置は少し変わっていて、対面式かつ斜めという、デッドスペースが多い、非効率な並びとなっています。その結果、席の両側に物を置くスペースができるなど、 一人一人のスペースに余裕が生まれているのだと思います。足の部分も、前の席の下側に入り込むというのではなく、上に障害物がない形となってます(ディスプレイは不要な時は折り畳んでおける)ので、開放感もあります。
1つ難があるかもしれないと思ったのは、席に少々ガタ付きあった点です。数年この機体を使ったら相当ガタが来るのではないかと思いました。まあ、これも、シートの可動範囲がひろいという利点の裏返しなんですが。。。
全体としては、すごくよかったです。ただ、これで、ダラス線のビジネスクラスとの間にかなりクオリティの差ができてしまい、逆にダラス線に乗った時のがっかり感が増すということになってしましたが。。。