2009年12月の記事でもお伝えいたしましたグリーンテクノロジー関連発明に係る米国特許出願の早期審査パイロットプログラムについて、審査対象となるクラスに関する規制条件が削除されました。
USPTOでは、申請が殺到することを危惧し、申請条件としてある一定のクラスに属する発明であることを規定していましたが、プログラムを実施してから約6ヵ月が経ったこの時点で、グリーンテクノロジーに関する発明であっても規定クラス外であるために申請を却下されるケースが多々あること、またワークロードもそれほど心配するほどの事ではない様子であることを背景に当該クラスに関する規定を外した旨が発表されています。
USPTOの発表によると、2010年5月20日の時点で合計954件の申請があったものの、内501件は申請が却下されています。
以前にもお伝えいたしました通り、このプログラムは2010年12月9日から12ヶ月間、最初の3000件の申請を受け付けるものとされています。
ご興味のある方は、ご遠慮なくお知らせください。
また、米国特許庁の発表はFederal Register(こちら)をご覧ください。
http://edocket.access.gpo.gov/2010/pdf/2010-12328.pdf