米国における日本人・日本企業による特許出願のシェアは年々下がってきていると言われているけど、米国特許商標庁のThe Patent Technology Monitoring Team (PTMT) (https://uspto.gov/web/offices/ac/ido/oeip/taf/reports.htm)の年次レポートを見ると、それほどでもないようにみえる。
直近の2020年の特許(意匠・植物も含む)取得ランキングでは、日本は依然として1位(5万3千件)で、シェアは全特許の13%強。カルフォルニア州(5万件)よりも多く、中国(2万6千件)の約2倍。
なお、出願数のランキングについて直近の統計はないけど、2009年頃まではシェア18%ぐらいでそこからだんだん落ちてくきている。それで今はおそらく13%ぐらいなのではないかと推測。
なお、同レポートによると、米国での特許(Utility Patent)の許可率(grant rate)は、2020年で58%(出願59万7千件、許可35万2千件)、2019年で57%、2018年で51%、2017年で52%、それ以前は大体50%以下なので、最近、許可率が急増していることが分かります。