IV社 (Intellectual Ventures)が初となる侵害訴訟を起こしました

米インテレクチャルベンチャー社 (IV社)が初となる特許訴訟を起こしました

2010年12月8日付けで3分野に亘って9社を相手に起こしたものです。
IV社のウェブ(こちら)に同社の見解が発表されていますので、ご覧ください。
以下対象の3分野と相手です:
Software security industry:
– Check Point Software Technologies, Ltd.
– McAfee, Inc.
Symantec Corporation
Trend Micro Incorporated
DRAM and Flash memory industry
– Elpida Memory, Inc.
– Hynix Semiconductor, Inc.
FPGA industry
– Altera Corporation
– Lattice Semiconductor Corporation
– Microsemi Corporation
IV社は、知的財産権を新たな投資先とすべく、また、発明の資本化を念頭にNathan Myhrvold氏(元マイクロソフトのchief strategist and chief technology officer)が2000年に起業し、知財界に物議を起こしました。その後、10年程で$5billionの資金を調達し、世界規模の特許ポートフォーリオを持ってライセンシング交渉を行ってきましたが、その中でも交渉に応じなかった相手に対し、今回の訴訟が起こされたと、IV社のチーフ訴訟弁護士Melissa A. Finocchio氏が見解を示しています。
アメリカの知財界はこの動きに対し、来るべき時が来た、という反応を見せています。

さて、日本でも同様の動きを見せるのでしょうか?興味あるところです。

(M)
日本、米国弁理士 矢口太郎

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