お知らせ:米国商標法改正の新たな施行により、変わる手続き

2020年に制定された商標法改正の一部が、2021年12月18日より施行されました。特に重要な変更点を二つ取り上げます。簡単になる手続きと、もっと急がなければならない手続きがあります!

1)使用していない商標の取消申請が第三者にとって、簡単になりました!

2021年12月18日より、使用されていない商標の取り消しが二つの方法で第三者から申請できるようになり、今までより簡単に、問題となっている商標を取り除くための道が開かれました。

・抹消手続き(Expungement proceeding)申請

商標が登録されてから3年から10年の間に使用されていない指定商品・サービスがあれば(2023年12月27日以降は、登録から10年以内の制限が無くなります)、それらの商品・サービスに関して誰でも抹消を求めることができるようになりました。

・再審査(Reexamination proceeding)申請

商標が使用されるべき日付までに、実際には使用されなかった場合は、第三者はその登録に対して再審査を求めることができるようになりました。ただしこの申請は、登録から5年以内に限ります。

2)2022年末に向けての予告:商標登録申請のオフィスアクション応答期限が大幅に短くなります!

通常、オフィスアクション(拒絶理由通知 office action)の応答期限は6ヶ月ですが、2022年12月から、3ヶ月になります。さらに3ヶ月の延長はできますが、庁費用が発生いたします。

2021年12月18日より施行された他の規定もありました。それらや以上の変更と関連する案件について知りたい方は、米国商標に詳しい米国代理人にお問い合わせください。

引用:米国特許商標庁 “USPTO implements the Trademark Modernization Act.” https://www.uspto.gov/trademarks/laws/2020-modernization-act 2021年12月16日確認。

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